昨日のNHKニュースで、難民は8200万人ということでした。
前回の末尾で書いたように、キャンプで小額貸し付けとか地域通貨を作って、すこし町のような活動ができるといいと思っていた。
また互助組織や、遊びのサークル、教えあいのグループなんかも。
でも明るい動きも起きているようです。
調査報告:難民によるビジネスが地元経済に重要な役割を果たす | 国連UNHCR協会
アフリカケニアにあるキャンプでは、町のように産業が起き始めています。
『「私は自分のしていることに本当に満足しています」と彼女は言いま
す。「デザイナーであること、洋服を作っていることを心から楽しん
でいます。でも、私が稼ぐお金は、自分の基本的なニーズの大半を辛
うじて賄うくらいしかありません。ビジネスを広げるには、時間をか
けて返済することが可能な金銭的支援が必要です。」
国際金融公社(IFC)とUNHCRは5月4日、画期的な調査結果を発表し、
「多くの難民は支援の受動的な受け取り手というだけでなく、経済活
動にも従事している」と結論づけました。エスペランサはこの調査結
果を裏付けています。報告書は、カクマ難民キャンプとその隣町に、
民間セクター組織のビジネスチャンスが存在することを明らかにしま
した。
調査は、カクマ難民キャンプを、民間事業を展開する観点から考察し
ています。カクマキャンプには2,000を超える会社や小規模店舗があり
、地域の経済規模は約5,600万米ドル(約63億円)に上ることが分かり
ました。調査によれば、世帯収入の半分は食料品などの日用品に使わ
れ、その市場規模は年間2,600万米ドル(約29億円)を上回るといいま
す。』(上記サイト)
すごいことで、なぜアフリカのここで、こんな風にできたのか、理由を知りたいほどです。このまま本当の町になって、家なんかも良くなっていけば、なお良いこと。
もうひとつは、
難民起業家の挑戦:故郷の難民キャンプに私が戻ってきた理由 | SUNRYSE MAG
ヨルダンのキャンプにいた男性が、
ヨルダン女王に会えるほどの、しっかりした教育組織を、ネットを使って作り出したというもの。お金のない子供たちが、教育者と会い、さらに事業者、企業家と会うことができ、学べ、さらに就職にもつながってゆくという、「人をつなげる仕組み」ILearn
です。この組織を発展させて、難民大学なるものを創りたい。詳しくは、note の方に書きました。
ほかにも検索すると、いくつもこういう動きがあるようです。捨てる神あれば拾う神あり。
難民キャンプでこれだけできるのなら、日本にいる私たちに出来ないことなどあるでしょうか?勇気ももらえるし、こちらもあちらとつながって、何かを立ち上げたいものです。