昭和の偉い人
たとえば映画の巨匠ジャン・ルノワールも、庶民からは嫌われた
時代の風潮というのは、あてにならないものである
普通の人は、情報が少なく、何も知らない
威勢のいい勢いのいい話にだまされる
戦前も「後退戦」で、小日本主義を唱え続けた石橋湛山
東洋経済編集長で、
満州事変のあとも、一貫して縮小、加工貿易主義を唱えた湛山
彼が今から見ると、正しかった
いまだに評論家で、
石原莞爾をほめる人間がいるが、理解しがたい
軍縮を成し遂げ、近衛のかわりに首相になりそうだった宇垣一成
この老練な陸軍軍人が総理になっていたら、日本の運命は変わっていた
開戦後も岡田元首相たちと停戦運動に動いた
宇垣についての研究も始まっている
今、デビッド・アトキンソンは正しい
イギリス人でもと銀行のアナリスト、今は日本の伝統技能を守る会社の社長をしている
アトキンソンの本が売れている。「新観光立国」 その他。
彼が討論番組で言うことは正しい。
伝統技能の世界で起きていることは、中小企業でも起こる。
中小の技術を守る形で大きな企業に再編しろなど、有意義な提言を続けている。